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追加IPを購入しても、OS側で設定しなければ利用できません。本記事ではLinux VPSに追加IPアドレスを設定する方法として、ip addrによる一時的な追加、Ubuntu(Netplan)・Debian(/etc/network/interfaces)・CentOS/Rocky/AlmaLinux(NetworkManager nmcli)での永続化、そして確認と削除の手順を解説します。
インターフェース名は eth0、ens3、ens18、enp1s0 など環境によって異なります。まずメインNICと既存のIPを確認します。
ip -br addr show
ip route show default
defaultルートを持つインターフェースがメインNICです。以下では eth0 と表記するので、実際の名前に置き換えてください。
ipコマンドなら即座に追加IPをバインドでき、動作確認に便利です。ただし再起動すると消えます。
ip addr add 203.0.113.10/24 dev eth0
ip -4 addr show dev eth0
追加IPがメインIPと別サブネットでも、通常はアドレスだけ追加します。デフォルトゲートウェイを二重に設定すると通信障害の原因になります。
Ubuntu 18.04以降はNetplanを使用します。/etc/netplan/ 内の設定ファイル(50-cloud-init.yaml や 01-netcfg.yaml など)の addresses に新しいIPを追記します。
network:
version: 2
ethernets:
eth0:
addresses:
- 198.51.100.5/24
- 203.0.113.10/24
routes:
- to: default
via: 198.51.100.1
nameservers:
addresses: [8.8.8.8, 1.1.1.1]
まず try でテストし、問題なければ適用します。
netplan try
netplan apply
Debianは標準でifupdownを使います。/etc/network/interfaces を編集し、メインNICの下に追記します。
auto eth0
iface eth0 inet static
address 198.51.100.5/24
gateway 198.51.100.1
iface eth0 inet static
address 203.0.113.10/24
同一インターフェースに複数の iface を書く方法はifupdownで正式にサポートされています。保存後にネットワークを再起動します(リモート作業時はVNCコンソールが使えることを事前に確認)。
systemctl restart networking
RHEL系はNetworkManagerを使用します。接続名を確認し、+ipv4.addresses でIPを追加します。
nmcli connection show
nmcli connection modify eth0 +ipv4.addresses 203.0.113.10/24
nmcli connection up eth0
接続名(NAME列)はデバイス名と異なる場合があります(例:「System eth0」)。スペースを含む場合は引用符で囲んでください。
アドレスがバインドされていることを確認し、送信元IPを指定して疎通をテストします。
ip -4 addr show dev eth0
ping -c 4 -I 203.0.113.10 8.8.8.8
curl --interface 203.0.113.10 https://ifconfig.me
curlの結果に追加したIPが表示されれば成功です。一度再起動して永続化設定も確認しましょう。
一時的な削除は ip addr del、恒久的な削除は設定ファイルから該当行を消すか nmcli で削除します。
ip addr del 203.0.113.10/24 dev eth0
nmcli connection modify eth0 -ipv4.addresses 203.0.113.10/24
nmcli connection up eth0
ファイアウォール(ufw、firewalld、iptables)の許可設定と、プレフィックス長・ゲートウェイが割り当て情報と一致しているかを確認してください。MACアドレス固定の回線もあるため、不明な場合はチケットでご確認ください。
ip addr だけで設定したか、cloud-initに上書きされています。ステップ3〜5の方法で設定ファイルに記述し、cloud-initの設定も確認してください。
クライアントエリアのVNCコンソールからログインし、バックアップから設定を戻してネットワークを再起動します。編集前に cp でバックアップを取る習慣をつけましょう。
解決しない場合はチケットを送信して、IMIDCの24時間365日テクニカルサポートへご連絡ください。ip addr の出力とOSバージョンを添えるとスムーズです。