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ネットワーク・IP

Linux VPSに追加IPアドレスを設定する方法:バインド・永続化・確認・削除

7 ステップ 7 分で読めます 1038 回閲覧 80
目次

追加IPを購入しても、OS側で設定しなければ利用できません。本記事ではLinux VPSに追加IPアドレスを設定する方法として、ip addrによる一時的な追加、Ubuntu(Netplan)・Debian(/etc/network/interfaces)・CentOS/Rocky/AlmaLinux(NetworkManager nmcli)での永続化、そして確認と削除の手順を解説します。

作業前にクライアントエリアで割り当てられたIP・プレフィックス長・ゲートウェイを確認してください(ログイン → 製品とサービス → サーバーを選択 → 管理)。見つからない場合はチケットでお問い合わせください。以下では例として 203.0.113.10/24 を使用します。

ステップ1:ネットワークインターフェース名と現在のIPを確認

インターフェース名は eth0、ens3、ens18、enp1s0 など環境によって異なります。まずメインNICと既存のIPを確認します。

ip -br addr show
ip route show default

defaultルートを持つインターフェースがメインNICです。以下では eth0 と表記するので、実際の名前に置き換えてください。

ステップ2:ip addrで一時的にIPを追加(再起動で消える)

ipコマンドなら即座に追加IPをバインドでき、動作確認に便利です。ただし再起動すると消えます。

ip addr add 203.0.113.10/24 dev eth0
ip -4 addr show dev eth0

追加IPがメインIPと別サブネットでも、通常はアドレスだけ追加します。デフォルトゲートウェイを二重に設定すると通信障害の原因になります。

ステップ3:UbuntuでNetplanを使い追加IPを永続化

Ubuntu 18.04以降はNetplanを使用します。/etc/netplan/ 内の設定ファイル(50-cloud-init.yaml や 01-netcfg.yaml など)の addresses に新しいIPを追記します。

network:
  version: 2
  ethernets:
    eth0:
      addresses:
        - 198.51.100.5/24
        - 203.0.113.10/24
      routes:
        - to: default
          via: 198.51.100.1
      nameservers:
        addresses: [8.8.8.8, 1.1.1.1]

まず try でテストし、問題なければ適用します。

netplan try
netplan apply
YAMLはインデントに厳密で、スペースのみ使用できます。cloud-initがネットワークを管理している場合、再起動時に上書きされることがあります。/etc/cloud/cloud.cfg.d/99-disable-network-config.cfg に network: {config: disabled} と記述してください。

ステップ4:Debianで/etc/network/interfacesに追加IPを設定

Debianは標準でifupdownを使います。/etc/network/interfaces を編集し、メインNICの下に追記します。

auto eth0
iface eth0 inet static
    address 198.51.100.5/24
    gateway 198.51.100.1

iface eth0 inet static
    address 203.0.113.10/24

同一インターフェースに複数の iface を書く方法はifupdownで正式にサポートされています。保存後にネットワークを再起動します(リモート作業時はVNCコンソールが使えることを事前に確認)。

systemctl restart networking

ステップ5:CentOS/Rocky/AlmaLinuxでnmcliを使いIPを追加

RHEL系はNetworkManagerを使用します。接続名を確認し、+ipv4.addresses でIPを追加します。

nmcli connection show
nmcli connection modify eth0 +ipv4.addresses 203.0.113.10/24
nmcli connection up eth0

接続名(NAME列)はデバイス名と異なる場合があります(例:「System eth0」)。スペースを含む場合は引用符で囲んでください。

ステップ6:追加IPが有効か確認する

アドレスがバインドされていることを確認し、送信元IPを指定して疎通をテストします。

ip -4 addr show dev eth0
ping -c 4 -I 203.0.113.10 8.8.8.8
curl --interface 203.0.113.10 https://ifconfig.me

curlの結果に追加したIPが表示されれば成功です。一度再起動して永続化設定も確認しましょう。

ステップ7:不要になったIPアドレスを削除する

一時的な削除は ip addr del、恒久的な削除は設定ファイルから該当行を消すか nmcli で削除します。

ip addr del 203.0.113.10/24 dev eth0
nmcli connection modify eth0 -ipv4.addresses 203.0.113.10/24
nmcli connection up eth0

よくある質問

追加したIPに外部からpingが通りません。

ファイアウォール(ufw、firewalld、iptables)の許可設定と、プレフィックス長・ゲートウェイが割り当て情報と一致しているかを確認してください。MACアドレス固定の回線もあるため、不明な場合はチケットでご確認ください。

再起動すると追加IPが消えます。

ip addr だけで設定したか、cloud-initに上書きされています。ステップ3〜5の方法で設定ファイルに記述し、cloud-initの設定も確認してください。

ネットワーク設定変更後にSSHが切断されました。

クライアントエリアのVNCコンソールからログインし、バックアップから設定を戻してネットワークを再起動します。編集前に cp でバックアップを取る習慣をつけましょう。

解決しない場合はチケットを送信して、IMIDCの24時間365日テクニカルサポートへご連絡ください。ip addr の出力とOSバージョンを添えるとスムーズです。

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