ESC

Start typing to search across invoices, services, domains, tickets, and more...

Search... Ctrl+K
ネットワーク・IP

日本ネイティブIPの確認方法:日本VPSのIPを5ステップで判定

10 ステップ 10 分で読めます 6 回閲覧 0
目次

あるIPが日本ネイティブIPかどうかは、whoisの登録情報(RIRと国)、そのIPを広報しているASN(ネットワーク)、主要な位置情報データベースが示す国・都市の3点が一致するかで判断します。3点がすべて日本を指し(多くはAPNIC/JPNIC登録、日本のネットワークから広報、東京など日本の都市に位置)、国内からの遅延も妥当であれば、日本ネイティブIPと考えてよいでしょう。登録国が海外なのにデータベース上は日本と表示される場合、ブロードキャストIPの可能性が高いです。

要点まとめ

  • 「ネイティブIP」はRFCの正式用語ではなく、登録地・広報元・実際の利用地が一致するIPを指す業界用語です。確認作業はwhois・ASN・GeoIPデータベースの照合が基本です。
  • 日本のIPは通常APNIC傘下のJPNICが管理し、whoisでは country: JP と表示されることが一般的です。NTT(OCN)やKDDI(au)は国内キャリアネットワークの代表例です。
  • IP種別にはデータセンター(hosting)、ISP、住宅(residential)などがあり、同じ日本ネイティブIPでも種別によってプラットフォームの判定は異なる場合があります。
  • IMIDCの日本VPSクラウドサーバーは東京データセンターにあり、日本ネイティブIPが標準で、家庭用回線IP・住宅IP・ISP IPも選択できます(注文前にサポートへご確認ください)。
  • IPを受け取ったら本記事のコマンドで確認を。位置情報データベースには反映の遅れがあり、新しく割り当てたIPは正しく表示されるまで時間がかかることがあります。

日本ネイティブIPとは?ブロードキャストIPとの違い

ネイティブIP:日本で運用されるネットワークが保有し、登録国が日本で、日本のネットワークから広報され、実際に日本で使われているIPです。

ブロードキャストIP:もともと他国(ARINやRIPE NCCなど)で登録されたIPブロックを、日本のデータセンターからBGPで広報し、その後GeoIPの位置情報を修正したものです。利用地は日本でも、whoisは他国を指し、データベース間で結果が食い違うこともあります。

項目 日本ネイティブIP ブロードキャストIP
whois登録機関 APNIC / JPNIC ARIN、RIPE NCCなどが多い
whois country JP US、GB、NLなどが多い
広報ASN 国内キャリア、または日本で運用されるネットワーク 登録者と異なる場合あり
各DBの位置 一貫して日本 「A社は日本、B社は米国」など分かれやすい
プラットフォームでの判定リスク 比較的低い 非国内IPと判定されやすい

なお、ネイティブ=住宅IPではありません。東京のデータセンターにある日本登録のIPも日本ネイティブIPであり、種別がhostingとされるだけです。家庭用回線IPは通常ISPまたはresidentialと表示されます。

ステップ1:whoisで登録情報を確認

Linux / macOSのターミナルで実行します(x.x.x.x を対象IPに置き換え)。

whois x.x.x.x

確認するポイント:

  • source / remarks:APNICやJPNICか
  • country:JP か
  • netname、descr、org:保有者は国内キャリアか、海外企業か
  • inetnum:IP範囲。大きな国内ブロックの一部かどうかの判断材料になります

「日本IP」を購入したのに country がUSなどの場合は、ブロードキャストIPかどうかを詳しく確認しましょう。

ステップ2:ASNで広報元を調べる

curl -s https://ipinfo.io/x.x.x.x/json

org に ASxxxx 会社名 の形式で表示されます。そのASNをbgp.he.netやbgp.toolsで調べると、登録国、広報しているプレフィックス、上流ネットワークがわかります。国内の代表的なネットワークにはNTT(OCN)やKDDI(au)があります。

最もきれいなのは whoisの国 = ASNの国 = 日本 のケースです。

ステップ3:複数の位置情報データベースを照合

プラットフォームごとに使うGeoIPデータベースが違うため、1サイトだけでは不十分です。最低3つを比べましょう。

データベース / ツール 調べ方 確認項目
ipinfo curl ipinfo.io/x.x.x.x country、city、org
MaxMind(GeoIP2/GeoLite2) 公式デモ、またはローカルDBに mmdblookup 国、都市
ip-api curl "http://ip-api.com/json/x.x.x.x?fields=country,city,isp,as,hosting,proxy,mobile" country、hosting、proxy

サーバー自身の送信元IPを調べる場合:

curl -s https://ipinfo.io/json

3社ともJapan / Tokyoなら一貫性は良好です。食い違う場合は、まずデータベースの反映遅れを疑い、そのうえでブロードキャストIPを検討します。

ステップ4:IP種別(データセンター / ISP / 住宅)を判定

ip-apiの hosting が true ならデータセンター/ホスティングIP、proxy が true ならプロキシやVPNと判定されています。ipinfoの有料項目や一部の外部チェッカーでも、isp・hosting・businessなどの種別が表示されます。

逆引き(PTR)も確認しましょう。

dig -x x.x.x.x +short

PTRにvps、server、cloudなどが含まれていればデータセンターIPであることが多く、家庭用回線IPはキャリア独自のドメイン形式が一般的です。より詳しい種別判定は、末尾の関連記事にあるIMIDCナレッジベースを参照してください。

ステップ5:遅延と日本向けサービスの利用可否を確認

  • 遅延:日本国内の計測ノードからpingし、海外ノードより明確に低いことを確認します。国内ノードからの遅延が高い場合は実際の所在地を疑いましょう。
  • 経路:mtrやtracerouteで国内ネットワークを経由しているか確認します。
  • 日本向けサービス:日本拠点のインフラからNetflix日本、Abema、Hulu日本、U-NEXT、DMMなどの日本向けサービスを利用する必要がある場合は、サーバー上でストリーミング確認スクリプトを実行します。各サービスのポリシーは変わることがあるため実測を基準とし、注文前にサポートへテストを依頼することもできます。

チェックリスト

  1. whois:countryがJP、sourceがAPNIC/JPNICか
  2. curl ipinfo.io:ASNとキャリア
  3. ipinfo・MaxMind・ip-apiの位置を比較
  4. hosting/proxyフラグとPTRで、IP種別が用途に合うか確認
  5. 国内からの遅延、必要に応じて日本向けサービスを確認

よくある質問

日本ネイティブIPかどうかはどう判断しますか?

whoisの登録国、広報ASN、複数のGeoIPデータベースがすべて日本を指しているかを確認します。一致していて国内からの遅延も妥当なら、日本ネイティブIPと考えて差し支えありません。

日本VPSのIPの所在地がアメリカと表示されるのはなぜ?

主な原因は2つです。米国登録のブロードキャストIPであるか、割り当て直後でデータベースが未更新であるか。まずwhoisで登録国を確認し、JPであれば反映遅れの可能性が高く、ipinfoやMaxMindなどに修正を申請できるのが一般的です。

データセンターのネイティブIPと家庭用回線IP、どちらが良い?

用途次第です。Webサイト、ローカルSEO、アプリ運用ならデータセンターのネイティブIPで安定性とコストのバランスが取れます。ショップ運営で独立した環境を用意し異常ログインのリスクを下げたいなど、より国内ユーザーに近いネットワーク環境が必要なら、家庭用回線IPやISP IPを検討し、各プラットフォームの規約を守って利用してください。

ネイティブIPなら日本向けサービスはすべて使えますか?

必ずしもそうではありません。プラットフォームはIP種別や履歴などを総合的に判断し、ポリシーも変わります。IP受け取り後に実測するか、注文前にサポートへテストを依頼してください。

チェックサイトの結果が食い違う場合はどれを信じる?

対象プラットフォームが実際に使っているデータベースを基準にします。判断がつかない場合は、whoisの登録情報と多数のデータベースの一致した結果を参考にしましょう。

まとめ

日本ネイティブIPの確認は難しくありません。whoisで登録、ASNで広報元、複数DBで位置を照合し、最後にIP種別と国内からの遅延を確認します。東京のサーバーを検討中なら、IMIDC 日本VPS(ネイティブIP)をご覧ください。東京データセンター、中国本土向けCN2最適化回線、日本ネイティブIP標準、家庭用回線IP・住宅IP・ISP IPを選択可能、月額$28から(最新価格は公式サイトをご確認ください)、自動開通、ICP届出不要、24時間365日サポートに対応しています。まとまった日本IP(/24から、APNICおよびNTT(OCN)、KDDI(au)など国内ネットワーク由来)が必要なチームは、IMIDC 日本IPレンタル(ネイティブIP・住宅IP・ISP IP)もご覧ください。

関連記事

この回答はお役に立ちましたか?

関連チュートリアル