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宝塔パネル(国際版は aaPanel)は、Linux サーバーをブラウザから操作できる人気のコントロールパネルです。Nginx・Apache・MySQL・PHP をワンクリックで導入でき、Web サイト、データベース、FTP、SSL 証明書をまとめて管理できます。本記事では Linux サーバーに宝塔パネル/aaPanel をインストールする手順として、事前準備、公式インストールスクリプトの実行、ポート開放、ログイン URL の確認、よく使う bt コマンドを解説します。対象は Debian 11/12、Ubuntu 20.04/22.04/24.04、CentOS 7、Rocky Linux / AlmaLinux 8/9 です。
メモリ 1GB 以上、空きディスク 10GB 以上を推奨します。SSH で root としてログインし、パッケージ情報を更新してダウンロードツールを導入します。
Debian / Ubuntu:
apt update && apt install -y wget curl screen
CentOS / Rocky Linux / AlmaLinux:
yum install -y wget curl screen
インストールには数分かかるため、SSH 切断で中断しないよう screen セッション内で実行することをおすすめします。
screen -S bt
インストールスクリプトは随時更新されるため、必ず公式サイトに掲載されている最新のコマンドを使用してください。英語版 aaPanel の場合は aapanel.com のインストールページに表示されるコマンドをコピーします。形式は次のようになります。
URL=https://www.aapanel.com/script/install_panel_en.sh && if [ -f /usr/bin/curl ];then curl -ksSO $URL ;else wget --no-check-certificate -O install_panel_en.sh $URL;fi;bash install_panel_en.sh
中国語版の宝塔パネルでは、bt.cn で広く案内されている汎用スクリプトが次の形式です(wget と curl のどちらか一方で構いません)。
wget -O install_panel.sh https://download.bt.cn/install/install_panel.sh && bash install_panel.sh
curl -sSO https://download.bt.cn/install/install_panel.sh && bash install_panel.sh
/www ディレクトリへのインストールを確認されたら y を入力して Enter を押します。完了すると外部向けパネル URL、内部 URL、ユーザー名、パスワードが表示されるので、すぐに控えておきましょう。
screen -r bt を実行すると、インストール画面に戻れます。新しいバージョンではパネルのポートがランダムに生成されます(旧バージョンは 8888)。インストール結果に表示されたポートを使用してください。Web サイト用に 80・443、SSH 用に 22 も開放が必要です。以下はパネルポート 8888 の例です。
Debian / Ubuntu(ufw):
ufw allow 22/tcp
ufw allow 80/tcp
ufw allow 443/tcp
ufw allow 8888/tcp
ufw status
CentOS / Rocky / AlmaLinux(firewalld):
firewall-cmd --permanent --add-port=8888/tcp
firewall-cmd --permanent --add-service=http --add-service=https
firewall-cmd --reload
通常はインストーラーがパネルポートを自動で開放しますが、ネットワーク側でもアクセス制御を行っている場合はそちらでも許可してください。
インストール結果に表示された外部向けパネル URL をブラウザで開きます。形式は通常 http(s)://サーバーIP:ポート/セキュリティエントリ です。セキュリティエントリはランダムな文字列で、省略するとエントリ検証エラーになります。ログイン後に LNMP または LAMP 環境の導入を勧められるので、迷ったら LNMP(Nginx + MySQL + PHP)を選ぶとよいでしょう。中国語版では初回ログイン時に bt.cn アカウントとの連携が求められます。
URL やパスワードを忘れた場合は、SSH でいつでも確認できます。
bt default
インストール後は bt コマンドが使えるようになります。bt と入力すると対話メニューが開き、番号でパネル再起動、パスワード変更、ポート変更、初期情報の表示などを選べます(番号はバージョンにより異なる場合があるため、表示内容を確認してください)。よく使うコマンドは次のとおりです。
bt
bt default
/etc/init.d/bt restart
/etc/init.d/bt stop
/etc/init.d/bt start
システムのファイアウォールでパネルポートが開放されているか、セキュリティエントリを完全に入力しているかを確認し、/etc/init.d/bt restart でパネルを再起動してください。サーバー上で curl -I http://127.0.0.1:ポート を実行して稼働を確認する方法もあります。
同じチームが開発しており、宝塔は中国語版、aaPanel は英語の国際版で、プラグインや一部機能が異なります。使いやすい言語の版を選び、同じサーバーに両方を入れないでください。
パネル自体は軽量ですが、MySQL や Web サイトを動かすなら 1 コア・メモリ 1GB 以上、複数サイトや大きめのデータベースなら 2GB 以上を推奨します。
インストールやログインで問題が解決しない場合は、OS バージョンとエラー画面を添えてチケットを送信し、IMIDC の 24時間365日テクニカルサポートへご連絡ください。