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aaPanel(宝塔)

aaPanelでWordPressを構築する手順【2026年最新版】

6 ステップ 10 分で読めます 6 回閲覧 0
目次

aaPanelは中国で広く使われているサーバー管理パネル「宝塔(BT Panel)」の国際版です。シンプルな画面で、登録に電話番号も不要なため、海外VPSでのサイト構築に最適です。本記事では、OSをインストールしたばかりのLinuxクラウドサーバーを例に、パネルの導入からHTTPS対応のWordPressサイト公開までを一つずつ解説します。初心者でも30分ほどで完了できます。

要点まとめ

  • aaPanelは宝塔パネル(BT Panel)の国際版で、登録に電話番号が不要なため、海外VPSでのWordPress構築に適しています。
  • aaPanelでのWordPress構築は、パネルのインストール、LNMP環境の導入、サイトの作成、SSL証明書の取得という4つの工程で完了します。
  • aaPanelでWordPressを動かす場合、最新版WordPressが対応しているPHP 8.3(または8.2)の利用が推奨されます。
  • aaPanelでは無料のLet's Encrypt SSL証明書を発行でき、有効期限は90日で、パネルが自動更新します。
  • IMIDCの香港・日本・シンガポールなどのクラウドサーバーはICP届出なしでサイトを公開でき、中国本土からのアクセス向けにCN2最適化回線も選択できます。

動作環境・事前準備

  • OSをクリーンインストールしたLinuxサーバー。Ubuntu 22.04/24.04 または Debian 12 を推奨。CPU 1コア・メモリ1GB以上(2GB以上あると安心)
  • root権限でSSHログインできること
  • 取得済みのドメインと、DNSレコードを追加できる環境
  • Nginx、Apache、MySQLなどがサーバーにプリインストールされていないこと(パネルとの競合を避けるため)

香港や日本などのサーバーはICP届出(中国の備案)が不要なので、ドメインをすぐに向けて利用できます。中国本土のユーザー向けサイトなら、CN2回線を備えたデータセンターを優先して選ぶとよいでしょう。

構築手順

1. システムを更新してaaPanelをインストール

まずシステムのパッケージを更新します。

apt update && apt upgrade -y

続いて、aaPanel公式のインストールスクリプトを実行します(以下は7.x系で使えるコマンドです。インストール前にaapanel.com公式サイトで最新のスクリプトを確認してください)。

URL=https://www.aapanel.com/script/install_7.0_en.sh && if [ -f /usr/bin/curl ];then curl -ksSO "$URL" ;else wget --no-check-certificate -O install_7.0_en.sh "$URL";fi;bash install_7.0_en.sh aapanel

確認を求められたら y を入力し、数分待ちます。完了するとターミナルに パネルのURL、ユーザー名、パスワード が表示されるので、すぐにコピーして保存してください。パネル情報の確認や管理メニューの表示は、いつでも次のコマンドで行えます。

bt default
bt

2. パネルのポートを開放してログイン

サーバーでufwファイアウォールを有効にしている場合は、パネルのポート(ターミナルに表示された実際のポート番号)とWeb用ポートを開放します。

ufw allow 80/tcp
ufw allow 443/tcp
ufw allow <panel-port>/tcp

ブラウザで https://server-IP:panel-port/security-entrance を開きます。初期状態では自己署名証明書が使われているため、ブラウザに警告が表示されますが、そのままアクセスを続行して問題ありません。

3. LNMP環境をインストール

初回ログイン後、おすすめソフトウェアのインストール画面が表示されます。

  1. LNMP(Nginx + MySQL + PHP)を選択します。
  2. 推奨バージョン:Nginxは安定版、MySQLは8.0(メモリが2GB未満ならリソース節約のためMariaDB 10.11)、PHPは 8.3(または8.2)。どちらのPHPも最新版WordPressが対応しています。
  3. インストール方式は「Fast」を選び、処理が終わるまで待ちます。

インストール後は「App Store」からPHP 8.3の設定を開き、fileinfo、imagemagick、opcache などの拡張機能を追加しておくと、WordPressの互換性とパフォーマンスが向上します。

4. サイトを作成してドメインを設定

  1. ドメインのDNS管理画面で、@ と www の両方をサーバーIPに向ける Aレコード を2つ追加します。
  2. パネルに戻り、Website → Add site を開いて、ドメイン欄に次のように入力します。 example.com www.example.com
  3. データベースはMySQLを選択します。データベース名、ユーザー、パスワードはパネルが自動生成します。PHPバージョンは8.3を選びます。
  4. 送信すると、サイトのルートディレクトリはデフォルトで /www/wwwroot/example.com になります。

DNSが反映されたかどうかは、手元のPCで次のコマンドを実行して確認できます。

dig +short example.com

5. WordPressをインストール

方法A:ワンクリックデプロイ。 パネルのWebsiteページにある「One-click deployment」でWordPressを選び、画面の指示に従って進めます。

方法B:手動インストール(常に最新版を使いたい方向け):

cd /www/wwwroot/example.com
rm -f index.html
wget https://wordpress.org/latest.tar.gz
tar -xzf latest.tar.gz --strip-components=1
rm -f latest.tar.gz
chown -R www:www /www/wwwroot/example.com

次に、サイト設定の「URL rewrite」で wordpress のリライトルールを選んで保存します。ブラウザでドメインにアクセスし、セットアップウィザードに従って、手順4で生成されたデータベース情報、サイトタイトル、管理者アカウントを入力すればインストール完了です。

6. 無料のLet's Encrypt SSL証明書を取得

  1. サイト設定 → SSL → Let's Encrypt を開きます。
  2. 認証方式はファイル認証を選び、ルートドメインとwwwドメインの両方にチェックを入れて申請します。
  3. 発行されたら Force HTTPS(HTTPS強制)を有効にします。証明書の有効期限は90日で、パネルが自動的に更新します。
  4. WordPressの管理画面にログインし、「設定 → 一般」でサイトアドレスがどちらも https:// で始まっていることを確認します。

セキュリティ対策

  • パネル設定で、デフォルトのパネルポート、セキュリティエントランス、ユーザー名を変更し、二段階認証を有効にする
  • 必要なポートだけを開放し、SSHは鍵認証ログインに切り替える
  • WordPressの管理者ユーザー名に admin を使わず、本体・テーマ・プラグインを定期的に更新する
  • パネルのCron(スケジュールタスク)でサイトとデータベースの定期バックアップを設定し、外部ストレージにも同期する
  • CC攻撃や大量トラフィック攻撃を受けた場合は、CDNやDDoS対策IPを併用する

よくある質問(FAQ)

パネルのURLにアクセスできない場合は?

まず bt default を実行してポート番号とセキュリティエントランスを確認し、OSのファイアウォールでそのポートが開放されているかをチェックします。クラウドサーバーに別途セキュリティグループがある場合は、そちらでもポートを開放してください。

SSL証明書の申請で認証エラーが出る場合は?

多くの場合、DNSがまだ反映されていないか、ドメインがCDN経由のプロキシになっていて認証ファイルにアクセスできないことが原因です。DNSの反映を待ち、CDNプロキシを一時的にオフにしてから再申請してください。

メモリ1GBで足りますか?

小規模なブログならおおむね足ります。ただし、メモリ不足によるデータベースのクラッシュを防ぐため、パネルで1〜2GBのスワップを追加し、MySQL 8.0の代わりにMariaDBを選ぶことをおすすめします。

ファイルアップロード時にサイズ上限エラーが出る場合は?

PHP 8.3の設定で構成ファイルを編集し、upload_max_filesize と post_max_size を大きくします。あわせて、サイトのNginx設定で client_max_body_size が十分な値になっているか確認してください。

まとめ

aaPanelを使えば、WordPressの構築は「パネルのインストール」「LNMPの導入」「サイトの作成」「証明書の取得」の4ステップで完了します。環境を手作業でコンパイルする手間が省け、その後の運用も楽になります。IMIDCの香港・日本・シンガポールなどのクラウドサーバーはICP届出なしですぐにサイト構築に使え、中国本土からのアクセス向けにはCN2最適化回線も選べます。既存サイトがある場合は、無料の移行サポートも申し込めます。構築中に問題が発生した際は、クライアントエリアからチケットを送信してください。24時間365日の技術サポートが対応します。

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