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はじめに

MbpsとMB/sの違いとは?帯域幅の換算・月間転送量の計算・専有帯域と共有帯域

8 ステップ 10 分で読めます 13 回閲覧 0
目次

VPSや専用サーバーを選ぶとき、「100M」のプランで実際にどれくらいの速さでダウンロードできるのでしょうか?「月間転送量2TB」で足りるのでしょうか?専有帯域と共有帯域は実際に何が違うのでしょうか?どれも基本的な疑問に見えますが、構成選びで失敗する原因として最も多いものの一つです。このガイドでは、シンプルな換算式と実用的なコマンドでこれらの疑問を解消します。

要点まとめ

  • Mbps(メガビット毎秒)で表されるネットワーク帯域幅は、8で割るとMB/s(メガバイト毎秒)のダウンロード速度に換算でき、100 Mbpsの回線の理論上の最大ダウンロード速度は12.5 MB/sです。
  • 100 Mbpsのサーバーが一日中フル稼働した場合、1日あたり約1.08 TB、30日間で約32 TBの転送量が発生します。
  • 95パーセンタイル課金では5分ごとに帯域幅をサンプリングし、その月のサンプルの上位5%を除外したうえで、残りの最大値を課金対象の帯域幅とします。
  • 専有帯域は時間帯を問わず公称速度を維持できますが、共有帯域は1つのアップリンクポートを複数の顧客で共有するため、混雑時間帯にはフルスピードが出ないことがあります。
  • IMIDCは香港、台湾、日本、韓国、シンガポール、米国などで、中国本土向けCN2回線やDDoS対策を含むさまざまな帯域幅・回線プランを提供しています。

対象読者と前提条件

  • サーバーを選定中の方、または既存サーバーの帯域幅と転送量の使用状況を確認したい方
  • 本ガイドの監視コマンドは Ubuntu 22.04 / 24.04、Debian 12、Rocky Linux 9、AlmaLinux 9 で動作します
  • サーバーへのSSHアクセスとsudo権限が必要です

1. MbpsとMB/sの違い

単位の意味

  • Mbps(メガビット毎秒):ネットワーク帯域幅の標準単位です。事業者が「100M」や「1Gポート」と表記している場合、この単位を指しています。小文字のbはビット(bit)を表します。
  • MB/s(メガバイト毎秒):ダウンロードマネージャーやブラウザに表示される速度の単位です。大文字のBはバイト(byte)を表します。

換算式

1バイト = 8ビットなので、

理論上の最大ダウンロード速度(MB/s)= 帯域幅(Mbps)÷ 8

公称帯域幅 理論上のピーク 一般的な実測速度
10 Mbps 1.25 MB/s 約1.1〜1.2 MB/s
100 Mbps 12.5 MB/s 約11〜12 MB/s
1 Gbps 125 MB/s 約110〜118 MB/s

実際の速度が理論値よりやや低くなるのは、TCP/IPヘッダーや暗号化などのオーバーヘッドが帯域の一部を消費するためです。また、国をまたぐ通信は回線品質、レイテンシ、パケットロスの影響も受けます。

2. 転送量の計算方法

帯域幅と転送量の関係

帯域幅はパイプの太さ、転送量はそこを流れる水の総量だと考えてください。サーバーが一日中フル帯域で稼働した場合、1日の転送量は次のとおりです。

1日の最大転送量 ≈ 帯域幅(Mbps)÷ 8 × 86,400秒

100 Mbpsを例にとると、12.5 MB/s × 86,400 ≈ 1,080,000 MB、つまり1日あたり約1.08 TB、30日間で約32 TBになります。

主な課金方式

  • 月間転送量固定:例えば月◯TBといった上限があり、超過すると速度制限または追加料金が発生します。転送量が片方向でカウントされるのか(通常はアウトバウンドのみ、またはインバウンド/アウトバウンドの大きい方)、双方向の合計なのかを確認しましょう。
  • 転送量無制限:帯域幅の上限内であれば転送量はカウントされません。ダウンロードサイトや動画など大量のトラフィックを扱う用途に向いていますが、通常はフェアユースポリシーが適用されます。
  • 95パーセンタイル課金:大容量帯域の専用サーバーやコロケーションでよく使われます。5分ごとに使用量をサンプリングし、月末にサンプルを大きい順に並べて上位5%を除外し、残りの最大値を課金対象の帯域幅とします。短時間のバーストを許容できる方式です。

各製品の課金方式については製品ページを参照するか、チケットを送信して営業チームにご確認ください。

必要な転送量の見積もり

おおまかな計算式:月間転送量 ≈ 平均ページサイズ × 1日のページビュー数 × 30。例えば平均ページサイズが2 MB、1日のページビューが10,000の場合、2 MB × 10,000 × 30 ≈ 月600 GBとなります。画像や動画が多いサイトは、静的アセットをCDN経由で配信してオリジンサーバーの転送量を減らしましょう。

3. 専有帯域と共有帯域

  • 専有帯域:帯域幅がお客様のサーバー専用に確保されており、時間帯を問わず公称速度を維持できます。ライブ配信、ゲーム、APIサービス、業務アプリケーションなど、安定性が求められる用途に適しています。
  • 共有帯域:複数の顧客が同じアップリンクポートを共有します。表記されているのはピーク速度で、混雑時間帯にはフルスピードが出ないこともありますが、コストは低めです。個人ブログ、テスト環境、トラフィック変動の大きい軽量な用途に適しています。
  • ポート速度 ≠ 保証帯域:「1Gbpsポート」と表記されている製品もありますが、これはネットワークインターフェースの速度を指しており、必ずしも保証される帯域幅ではありません。プランを比較する際は両者を区別しましょう。

また、ユーザーが中国本土にいる場合は、帯域幅の数値よりも回線品質の方が重要になることが多いです。同じ100 Mbpsでも、CN2 GIAのような最適化回線は、一般的な国際回線に比べて夜間ピーク時(中国時間)の体感品質が明らかに優れているのが一般的です。

4. サーバーで帯域幅と転送量を監視する

ステップ1:vnStatをインストールして転送量を記録する

# Ubuntu / Debian
sudo apt update && sudo apt install -y vnstat
# Rocky / Alma 9 (vnStat is in the EPEL repository)
sudo dnf install -y epel-release && sudo dnf install -y vnstat

sudo systemctl enable --now vnstat

ステップ2:転送量の統計を確認する

vnStatは統計が表示されるまで、しばらくデータを収集する必要があります。

vnstat            # Overview
vnstat -d         # Daily statistics
vnstat -m         # Monthly statistics
vnstat -l         # Live rate, press Ctrl+C to exit

ステップ3:リアルタイムの帯域使用状況を確認する

# Ubuntu / Debian
sudo apt install -y iftop
# Rocky / Alma 9 (iftop is also in the EPEL repository)
sudo dnf install -y epel-release && sudo dnf install -y iftop

ip -br link          # Check the interface name first, e.g. eth0, ens3
sudo iftop -i eth0 -B    # -B displays rates in bytes (B/s)

iftopを使うと、現在どのIPが帯域を使用しているかがわかるため、異常なトラフィックの原因を突き止める際に非常に役立ちます。

よくある質問

100Mのプランなのに、ダウンロード速度が約12 MB/sしか出ないのはなぜですか?

これは単純に単位換算の結果です。100 Mbps ÷ 8 = 12.5 MB/sで、プロトコルのオーバーヘッドを差し引くと約11〜12 MB/sになります。つまり帯域幅をすでにフルに使い切っている状態です。

転送量はインバウンドとアウトバウンドのどちらでカウントされますか?

製品によって異なります。海外サーバーの多くは主にアウトバウンドの転送量、またはインバウンドとアウトバウンドの大きい方をカウントします。詳細は製品説明をご確認いただき、不明な場合はチケットでお問い合わせください。

転送量が急増した場合はどうすればよいですか?

まず iftop や nethogs を使って転送量を消費している接続やプロセスを特定し、直リンクされていないか、プロキシとして悪用されていないか、攻撃を受けていないかを確認します。DDoS攻撃の場合は、防御サービスの導入を検討してください。

共有帯域が夜になると遅くなるのは、サーバーの問題ですか?

必ずしもそうとは限りません。混雑時間帯の共有ポートの輻輳や、夜間ピーク時の国際回線の輻輳が原因の可能性もあります。MTRでどのホップでパケットロスが発生しているかを確認し、専有帯域へのアップグレードや回線の変更を検討しましょう。

まとめ

覚えておきたいポイントは3つです。Mbps ÷ 8 = MB/s、転送量 = 速度 × 時間、専有帯域は安定性重視、共有帯域はコスト重視。IMIDCは香港、台湾、日本、韓国、シンガポール、米国などで、中国本土向けCN2回線やDDoS対策を含むさまざまな帯域幅・回線プランを提供しています。ご自身の用途にどれくらいの帯域幅やどの課金方式が必要かわからない場合は、クライアントエリアからチケットを送信してください(24時間365日対応)。技術スタッフと営業スタッフが実際のユースケースに基づいてご提案します。

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