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ホストノードでVPSを販売している方や、サイト群(サイトクラスター)を運営している方ならご存じのとおり、ハードウェアはいつでも買い足せますが、本当のボトルネックはIPアドレスです。1台のホストノードで何台のVPSを提供できるか、1つのサイト群でいくつのサイトを運営できるかは、クリーンなCクラス(/24)ブロックをいくつ持っているかで決まります。IPv4はとうに枯渇しており、いまブロックを手に入れる方法は2つしかありません。RIRの移転制度を通じて購入するか、保有者からリースするかです。本記事ではリースに絞り、大口・長期で調達する立場から、ブロックの選び方、必要な手続き、経路広報の方法、そして長く付き合える上流事業者の見極め方を解説します。
NodeSeekやHostLocでは、多くの事業者が同じ問題を議論してきました。事業を始めたばかりの段階で、複数IP付きの専用サーバーを借りるべきか、それとも自社でASNを取得し、ブロックをリースして自分で広報すべきか。どちらを選ぶべきかは、主に事業規模とネットワーク運用のスキルがあるかどうかで決まります。
| 選択肢 | 向いている事業者 | 前提条件 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| IMIDCのデータセンターで複数IPをそのまま利用(最大 /24 フルブロック) | ホストノード事業を始めたばかりの事業者、サイト群運営チーム、自社ASNを持たない事業者 | なし。サーバーが起動すればすぐ使える | 立ち上げが早い。ルーティングとrDNSは上流側が管理。日本・韓国・台湾・米国・モスクワのノードですぐに販売を開始できる | IPはデータセンターに紐づくため、移転時に持ち出せない |
| IPブロックをリースし、LOAで自社ASNから広報 | すでにASNを持ち、複数のデータセンターでネットワークを構築しているホスティング事業者 | 自社ASN、BGP対応の上流または機器、LOA・IRR・ROA | データセンターを移ってもIPを持っていける。ブランドとルーティングを自社で管理できる | 運用のハードルが高い。わずかな設定ミスで経路ハイジャックとみなされるおそれがある |
| まずブロックをリースし、後からBGPやAnycastへ | 再販事業者から本格的なネットワーク事業者への移行を目指すチーム | ASNとBGPの構築に協力できる上流 | 段階的に移行でき、初期投資を抑えられる | 更新と回収の条件を必ず契約に明記すること |
私たちの考えはこうです。まだASNを持っていないなら、まずはIMIDCの日本・韓国・台湾・米国・モスクワの専用サーバーでCクラスのフルブロックをそのまま利用し、最小のコストでホストノード事業やサイト群事業を軌道に乗せましょう。事業が拡大してから、自社ASNとBGP広報を検討すれば十分です。IMIDCはBGP、Anycast、ASN関連のサービスも提供しているため、後からスムーズにステップアップできます。
新しく参入した事業者の多くがこの3つを混同し、その結果、ブロックを手に入れても広報できなかったり、一部のネットワークからしか到達できなかったりします。簡単に整理しておきます。
LowEndTalkやNANOGで繰り返し議論されているように、LOAは書面にすぎず偽造が容易ですが、ROAはRIRが発行するもので検証が可能です。本当にプロフェッショナルな貸し手は、PDFを1枚渡して終わりではなく、3つをまとめて整えてくれます。RIPEコミュニティでも「上流事業者が顧客のプレフィックスを代わりに広報する」運用が議論されており、ROAとIRRの両方で正しい発信元ASNが認可されていれば、これは通常のビジネスであるという結論になっています。また、同じプレフィックスに異なる発信元ASNのROAを複数同時に作成できるため、移行時には新しい経路を先に立ち上げてから古い経路を切ることで、サービスを止めずに移行できます。
ここで4つのRIRのメンバーであることが意味を持ちます。IMIDCはRIPE NCC、APNIC、ARIN、AFRINICのメンバーであり、IPリソースはRIRから正式に割り当てられたもので、出所が明確です。LOA、ルートオブジェクト、ROAといった認可資料が必要な場合もIMIDCが手配をサポートできるため、何社も仲介を経て本当の保有者を探し回る必要はありません。
フォーラムで事業者が最も不満を漏らしているのは、価格ではなく「汚れた」ブロックです。前の利用者がスパムを送ったりスキャンを行ったりしてブラックリストの記録が大量に残っている、あるいはIPデータベース上の地理情報が別の国のままで不正スコアが高く、サイト群のインデックスが伸びず、VPSの利用者からも問い合わせが絶えない、といったケースです。
ブロックを受け取る前に、次の3点を確認することをおすすめします。
上流事業者の管理が厳しい、KYCを求められる、苦情を受けると下流に転送してくる、といった点を面倒に感じる事業者もいます。しかし逆の立場で考えてみてください。不正利用にまったく対応しない上流事業者のブロックは、遅かれ早かれRBLでブロックごとブラックリストに載るか、保有者に回収されてしまいます。そうなれば、あなたのホストノードの利用者は一斉にオフラインになり、上流事業者が夜逃げしたのとほとんど変わらない事態になります。
不正利用や追跡に関する苦情に真剣に対応する上流事業者は、Cクラスブロック全体のレピュテーションを守っています。下流の顧客にKYCを求めるのも、あなたの再販事業をコンプライアンスに沿った長期的に安定したものにするためです。サイト群を運営するチームにも改めてお伝えしておくと、ここでいうサイト群とは、現地の法律や検索エンジン・プラットフォームの規約を順守したうえでの複数サイト運営のことであり、自動収集によるスパムサイトやブラックハットSEOではありません。クリーンなブロックにふさわしいのは、クリーンなコンテンツだけです。
ブロック、またはフルブロック付きの専用サーバーを受け取ったら、次のチェックリストを1項目ずつ確認し、記録を残しておきましょう。
できます。ただし、自社ASNを持っていること、そして上流事業者がBGPの設定に応じてくれることが前提です。保有者がLOAを発行し、IRRルートオブジェクトとRPKI ROAの発信元ASNをあなたのASNに変更する必要があります。IMIDCはこれらの認可資料の準備をサポートできます。具体的なご要望は営業担当にご相談ください。
IMIDCの専用サーバーは複数IPに対応しており、最大で /24 のフルブロックまで提供できます。日本・韓国・台湾・米国では現地のネイティブIPも選べます。複数Cクラスの組み合わせは、プロジェクトの要件に応じてサポートまでご相談ください。
通常は、ジオロケーションデータベースがまだ更新されていないことが原因です。まずwhoisとgeofeedの情報が正しいことを確認し、そのうえでMaxMindやIPinfoなどのデータベースに修正を申請してください。反映までの期間はデータベースごとに異なり、信頼できる上流事業者であればフォローアップを手伝ってくれます。
KYCと不正利用への対応は、IPブロック全体のレピュテーションを守るためのものです。上流事業者の審査が厳しいほど、あなたのブロックがまとめてブラックリストに載ったり回収されたりするリスクは低くなります。これこそ、長期的な上流事業者を選ぶ際に重視すべきポイントです。
IMIDC(Rainbow Network Limited)は2014年から運営しており、これまでに5,000社以上の顧客にサービスを提供してきました。9拠点のデータセンターを運営し、IPリソースは24か国をカバー、4大RIRすべてのメンバーです。SSD搭載の専用サーバー、10Gbpsアップリンク、DDoS対策を提供し、データセンターはTier3+クラスで2N電源を備え、99.9%の可用性を約束しています。さらに、24時間365日の多言語サポートと無料移行サービスもご用意しています。日本・韓国・モスクワ・台湾・米国でホストノード用やサイト群用のサーバーをお探しの方、Cクラスのフルブロックが必要な方は、大口・長期のご契約について営業・サポート担当までお気軽にご相談ください:https://www.imidc.com