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Difyやn8nのセルフホストは、CPUサーバー1台で十分に始められます。Difyの公式最小要件はCPU 2コア・メモリ4GBで、本番運用なら4コア8GBからが目安です。n8n単体なら2コア2GBから動かせますが、公式のAIサンドボックス構成を使う場合は2 vCPU・4GB以上が必要です。IMIDCの韓国・台湾・日本VPSは、AIカスタマーサポート、AIエージェント、RAGナレッジベース、ワークフロー自動化、自社アプリ向けのモデルAPIゲートウェイといったAIアプリケーションのデプロイ先として利用でき、韓国VPSは月額$18.88から、台湾VPSは月額$18から、日本VPSは月額$28からです(最新価格は公式サイトをご確認ください)。前提として、貴社とエンドユーザーの双方が、利用するモデルプロバイダーの公式サポート国・地域に所在し、各社の利用規約を遵守する必要があります。
Difyやn8nは「オーケストレーション層」です。ワークフロー、ナレッジベース検索、会話履歴、プラグイン、Webhookを担当し、推論そのものは通常OpenAI、Anthropic、Google Geminiなどのホスト型モデルAPIが行います。そのためサーバー負荷の主な発生源は次のとおりです。
| 負荷の発生源 | 主に消費するリソース | 補足 |
|---|---|---|
| Difyのコンテナ群(api、worker、web、PostgreSQL、Redis、ベクトルDB、Nginxなど) | メモリ | 公式Composeは十数個のコンテナを起動するため、まずメモリがボトルネックになる |
| RAGナレッジベース(文書解析、チャンク分割、ベクトル検索) | メモリ+ディスク | 文書が増えるほどベクトルストアも大きくなるため、SSD容量に余裕を |
| n8nのワークフロー実行 | CPU+メモリ | 同時実行数や、バッチ処理などデータ量の多いノードで負荷が上がる |
| モデル推論 | 外部API | ホスト型APIを呼ぶ場合、ローカルの計算資源はほぼ使わない |
| ローカル小規模モデル(任意) | CPU+メモリ | CPU推論は速度に限界があり軽いタスク向け。大規模モデルにはGPUが必要 |
「公式最小」はDifyとn8nの公式ドキュメントに基づき、「本番推奨」は一般的な中小規模チームを想定した目安です。実際はモニタリング結果で判断してください。
| 構成 | 公式最小 | 本番推奨 | ディスク |
|---|---|---|---|
| n8nのみ(単体コンテナ、SQLite) | 明記なし。2コア2GBで起動可 | 2コア/2〜4GB | 20GB〜 |
| n8n公式Compose一式(AIサンドボックス付き) | 2 vCPU/4GB | 4コア/8GB | 40GB〜 |
| Difyのみ | 2コア/4GB | 4コア/8GB | 40GB〜、ナレッジが多ければ80GB以上 |
| Dify+n8n同居 | — | 4コア8GB〜、チーム利用なら6〜8コア16GB | 80GB〜 |
| 複数チーム/高同時接続/大規模ナレッジ | — | 専用サーバー、またはDBとアプリの分離 | データ量に応じて設計 |
価格は米ドル建て月額で、表示は最低価格です。最新価格は公式サイトをご確認ください。全VPSがSSD・ECCメモリ搭載、自動開通、24時間365日サポートと無料移行に対応しています。
| プラン | 構成 | 月間転送量/ポート | 用途 | 月額 |
|---|---|---|---|---|
| KR-CLOUD-02 | 2コア/2GB/20GB SSD | 1TB/100Mbps | 軽量なn8n | $28.88〜 |
| KR-CLOUD-03 | 3コア/4GB/40GB SSD | 2TB/100Mbps | Difyの最小構成、検証環境 | $38.88〜 |
| KR-CLOUD-04 | 4コア/8GB/80GB SSD | 3TB/200Mbps | Difyの本番運用、Dify+n8n同居 | $48.88〜 |
| KR-CLOUD-06 | 6コア/16GB/240GB SSD | 5TB/200Mbps | チーム規模のDify+n8n、大規模ナレッジ | $88.88〜 |
| プラン | 構成 | 月間転送量/ポート | 用途 | 月額 |
|---|---|---|---|---|
| TW専業型 | 2コア/2GB/80GB SSD | 1TB/80Mbps | 軽量なn8n | $38〜 |
| TW商務型 | 4コア/4GB/120GB SSD | 1TB/80Mbps | Difyの最小構成 | $48〜 |
| TW企業型 | 8コア/8GB/160GB SSD | 2TB/100Mbps | Difyの本番運用、Dify+n8n同居 | $68〜 |
| TW旗艦型 | 16コア/16GB/320GB SSD | 3TB/100Mbps | チーム規模の運用、小規模ローカルモデルの検証 | $78〜 |
日本VPSは1コア/512MB/20GBの月額$28〜から、16コア/16GB/240GBの月額$118〜まで。月間転送量は500GB〜5TBで、エントリープラン以外はLinux/Windowsに対応しています(最新価格は公式サイトをご確認ください)。Difyにはメモリ4GB以上のプランを、Dify+n8nの同居には8GB以上を選んでください。
複数部署での共用、大規模なナレッジベース、高い同時接続数が見込まれる場合は、IMIDCの日本・韓国・台湾の専用サーバー(月額$199〜)や米国ロサンゼルスの専用サーバー(月額$499〜、AMD EPYC 7002、メモリ128GB〜、NVMe SSD)も選択肢です(最新価格は公式サイトをご確認ください)。いずれもCPUサーバーであり、現在のIMIDC製品ラインナップにGPUサーバーはありません。
設置場所はユーザーがどこにいるかで選びます。日本・韓国・台湾やアジア太平洋のユーザー向けなら、最寄りの拠点で問題ありません。下表は2026年10月に各プロバイダーの公式サポート地域リストを確認した結果です(IMIDCに拠点がある地域のみ掲載)。リストは更新されるため、本番公開前に改めてご確認ください。
| IMIDC拠点 | OpenAI API | Anthropic API | Google Gemini API | AI API業務での利用 |
|---|---|---|---|---|
| 日本・東京 | 対象 | 対象 | 対象 | 推奨 |
| 韓国・ソウル | 対象 | 対象 | 対象 | 推奨 |
| 台湾・台北 | 対象 | 対象 | 対象 | 推奨 |
| 米国・ロサンゼルス | 対象 | 対象 | 対象 | 推奨 |
| 南アフリカ・ヨハネスブルグ | 対象 | 対象 | 対象 | 推奨 |
| 香港 | 対象外 | 対象外 | 対象外 | 非推奨 |
| ロシア・モスクワ | 対象外 | 対象外 | 対象外 | 非推奨 |
| 中国本土(参考) | 対象外 | 対象外 | 対象外 | 該当なし |
コンプライアンスに関する注意:サーバーの所在地はアプリのデプロイ先にすぎず、モデルの利用資格を決めるものではありません。モデルAPIを利用する際は、貴社とアプリのエンドユーザーの双方がプロバイダーの公式サポート国・地域に所在し、各社の利用規約と利用ポリシーを遵守する必要があります。サーバー拠点を使ってプロバイダーの地域制限を回避しようとしないでください。
docker --version # Difyは19.03以上が必要
docker compose version # Difyは2.24.0以上が必要
dify.example.com、n8n.example.com のAレコードをサーバーのIPに向けます。以下はDify公式のセルフホスト手順に沿っています。公式では最新リリース版のクローンを推奨しています。
sudo apt update && sudo apt install -y git curl jq
git clone --branch "$(curl -s https://api.github.com/repos/langgenius/dify/releases/latest | jq -r .tag_name)" https://github.com/langgenius/dify.git
cd dify/docker
cp .env.example .env
git clone https://github.com/langgenius/dify.git だけでも動きますが、その場合はmainブランチの最新コードになるため、本番ではリリース版を使いましょう。
起動前に .env を2か所変更します。
# 1. 新しい鍵を生成し、デフォルトの SECRET_KEY を置き換える
openssl rand -base64 42
# 2. Dify同梱のNginxをローカルのみで待ち受けさせ、HTTPSはホスト側Nginxで処理
EXPOSE_NGINX_PORT=127.0.0.1:8080
EXPOSE_NGINX_SSL_PORT=127.0.0.1:8443
続いて起動します。
docker compose up -d
docker compose ps
ドメインをまだ設定しない場合は、デフォルトの80番ポートのまま http://サーバーIP/install にアクセスします。コンテナ起動後はすぐに管理者アカウントを作成してください。第三者に初期設定ページを先に使われるのを防ぐためです。
n8n公式ドキュメントには、単体コンテナの docker run と、Docker Compose一式(AIコードサンドボックスを含み、2 vCPU/4GB以上が必要)の2通りがあります。以下は公式の環境変数をもとに、Nginxの背後で動かす前提で簡素化したComposeファイルです。
mkdir -p ~/n8n && cd ~/n8n
nano compose.yaml
services:
n8n:
image: n8nio/n8n
restart: unless-stopped
ports:
- "127.0.0.1:5678:5678"
environment:
- N8N_HOST=n8n.example.com
- N8N_PORT=5678
- N8N_PROTOCOL=https
- N8N_WEBHOOK_URL=https://n8n.example.com/
- WEBHOOK_URL=https://n8n.example.com/
- N8N_PROXY_HOPS=1
- GENERIC_TIMEZONE=Asia/Tokyo
- TZ=Asia/Tokyo
- N8N_ENFORCE_SETTINGS_FILE_PERMISSIONS=true
- N8N_RUNNERS_ENABLED=true
volumes:
- n8n_data:/home/node/.n8n
volumes:
n8n_data:
docker compose up -d
補足:n8nの新しいバージョンでは WEBHOOK_URL が N8N_WEBHOOK_URL に改名されました。旧変数も非推奨の警告付きで動作するため、両方書いておけば新旧どちらにも対応できます。タイムゾーンは業務の拠点に合わせて変更してください。手早く試すだけなら、公式の次のコマンドでも起動できます。
docker volume create n8n_data
docker run -it --rm --name n8n -p 5678:5678 -v n8n_data:/home/node/.n8n n8nio/n8n
詳しい手順はNginxリバースプロキシ+Let's Encrypt無料SSLをご覧ください。AIアプリでは2点に注意が必要です。Difyは応答をストリーミングするためプロキシのバッファリングを無効に、n8nのエディターはWebSocketを使うためUpgradeヘッダーを転送します。設定例:
server {
listen 80;
server_name n8n.example.com;
location / {
proxy_pass http://127.0.0.1:5678; # Difyの場合は http://127.0.0.1:8080
proxy_http_version 1.1;
proxy_set_header Upgrade $http_upgrade;
proxy_set_header Connection "upgrade";
proxy_set_header Host $host;
proxy_set_header X-Real-IP $remote_addr;
proxy_set_header X-Forwarded-For $proxy_add_x_forwarded_for;
proxy_set_header X-Forwarded-Proto $scheme;
proxy_set_header X-Forwarded-Host $host;
proxy_buffering off;
proxy_read_timeout 300s;
client_max_body_size 100m; # ナレッジベースのアップロード上限
}
}
sudo nginx -t && sudo systemctl reload nginx
sudo certbot --nginx -d n8n.example.com -d dify.example.com
| 項目 | 対策 |
|---|---|
| SSH | rootのパスワードログインを無効化し、鍵認証とfail2banを導入 |
| ファイアウォール | 外部公開はSSH・80・443のみ。Dockerで公開したポートはufwのルールを迂回するため、アプリのポートはすべて 127.0.0.1 にバインド |
| 初期設定 | Difyの /install もn8nの初回アクセスも管理者を作成する画面なので、デプロイ直後に完了させる |
| 機密情報 | Difyのデフォルト SECRET_KEY を置き換える。モデルのAPIキーはプラットフォームの認証情報または .env にのみ保存し、.env は権限600にしてGitにコミットしない |
| アクセス制御 | 管理画面はオフィスIPのホワイトリストで制限し、外部公開するWebhookは必要なパスだけにする |
| バックアップ | dify/docker/volumes とn8nの n8n_data ボリュームを定期的にバックアップ(暗号鍵を含むため、失うと保存済み認証情報を復号できない) |
| アップデート | Difyとn8nのセキュリティ情報を確認し、バックアップ後に公式のアップグレード手順に従う |
| データ保護 | ナレッジベースや会話ログには個人情報が含まれ得るため、現地の法令とプロバイダーの規約に沿って取り扱い・保管する |
デプロイ後はサーバーベンチマークの方法でCPU・ディスク・ネットワークを確認し、docker stats で実際のメモリ使用量を見てプランのアップグレードを判断しましょう。
Difyの公式要件はCPU 2コア以上・メモリ4GB以上です。最小構成でも動きますが、ナレッジや同時アクセスが増えるとメモリが不足しがちなので、本番では4コア8GBを推奨します。例えばIMIDC韓国 KR-CLOUD-04(月額$48.88〜、最新価格は公式サイトをご確認ください)です。
n8nの単体コンテナなら2コア2GBから始められます。AIコードサンドボックスを含む公式Compose一式では、最低2 vCPU・4GBが必要です。ワークフローや同時実行が増えたらモニタリングをもとに増強しましょう。
はい。どちらもDockerで動き、ポートも競合しません(本記事ではDifyがローカル8080、n8nが5678)。ホスト側のNginxでドメインごとに振り分けます。4コア8GBからがおすすめです。
IMIDCが現在提供しているのはCPUサーバーで、GPU製品はありません。CPUサーバーはホスト型モデルAPIの呼び出しや、量子化された小規模モデルによる軽いタスクに向いています。学習や大規模推論にはGPUサーバーが必要です。
推奨しません。各プロバイダーの公式サポート地域リストでは、香港・中国本土・ロシアはOpenAI、Anthropic、Google Gemini APIの対象外です。AI API業務はサポート地域のユーザー向けに構築し、日本・韓国・台湾・米国などの拠点にデプロイしたうえで、各社の規約を遵守してください。
不要です。IMIDCの日本・韓国・台湾VPSは中国本土以外にあるため、ICP届出なしで開通後すぐにデプロイできます。
AIワークフロー用サーバー選びのポイントはシンプルです。Difyはメモリ次第(最低4GB、快適に使うなら8GB)、n8nは同時実行数次第、両方を1台に載せるなら4コア8GB以上。拠点はユーザーに近い場所を選び、ユーザーと自社がモデルプロバイダーのサポート地域にいることを確認しましょう。導入はIMIDC韓国VPS、台湾VPS、日本VPSから。プラン選びに迷ったらIMIDCへのお問い合わせをご利用ください。